【大丈夫なの?】清掃員の将来性

2022.09.13

オフィスビルから新幹線の車内まで、さまざまな場所で活躍する清掃員。
地味なようでいて、その価値は計り知れません。
ディズニーの創始者であるウォルト・ディズニーは清掃の大切さについて理解し、ディズニーランドで働くキャストの中で、最も多くの人員を清掃に割いていました。
今日のディズニーリゾートでもその理念が生きており、常にきれいな状態がパーク中で保たれています。
ゴミのある環境は忌避されたり、秩序が乱れたりしますが、安全で快適な環境なら不快な事象を目にすることがなく、楽しい思い出がたくさん残って「また行きたい」というリピートにつながりやすいです。
直接的なものではなくても、社会や利益にも貢献できるポテンシャルを秘めているのが清掃員という仕事。

今回は清掃員の将来性や仕事内容についてご紹介したいと思います。
もしこれからの仕事をお考えでしたら、選択肢の一つとしていかがでしょうか。

■清掃員の仕事とは

一口に清掃といっても、内容はさまざまです。
一般的なホコリやチリをほうきで集めるようなものから、特殊な薬剤を用いて汚れを落とすものまで多岐に渡るでしょう。
清掃は以下のようなところで多く行われています。

  • ・一般宅
  • ・集合住宅の共用部
  • ・オフィスビル
  • ・電車、バス、新幹線などの車内
  • ・医療施設
  • ・宿泊施設
  • ・商業施設
  • ・福祉施設
  • ・店舗 など

これらの場所では日常的に行うこともありますが、プロによる清掃として年に数回、普通の掃除では難しい汚れなどを落とす定期清掃などの注文を受けることも多くあります。
業者によってはマンションやアパートなどの退去時に行う清掃(原状回復)や、エアコンクリーニングを請け負うこともあります。

■清掃員のいいところ

清掃員として働くと、どのようなメリットがあるのでしょうか。

・立ち仕事なので健康的
長時間座る習慣があると筋肉の代謝や血行が悪くなり、健康に良くないという研究結果があります。肥満や脳血管疾患のほか、認知症などのリスクが座っている時間が長いほど高まるという、デスクワーカーにとってはなんとも耳の痛い話。
清掃員の場合、基本的に立ち仕事で動き回るため、このような健康リスクにさらされることはないでしょう。
接客業とは違ってその場に立ち続けることがなく、女性はヒールの高い靴を履かなくて済むので、足の血行不良や外反母趾などが起こりづらいです。
肉体的にきつい部分も否めませんが、プラスにとらえれば体力づくりや筋トレにもつながるでしょう。

・性別、年齢、国籍を問わないことが多い
清掃員はとくに経験や資格を必要としないため、意思疎通さえ問題なければどのような人でも働くことができます。
専業主婦として生活していた人でも家事経験を生かすことができますし、定年後のセカンドキャリアとして働いている中高年も非常に多いです。
以前泊まったホテルでは、東南アジア系の女性が清掃を行っているのを見かけたことがありますので、広く門戸が開かれていると言えるでしょう。

・一人で黙々と作業できる
清掃は基本的に黙々と作業を進めるものなので、人とコミュニケーションを取ったり、多くの作業を並行して行ったりするのが苦手という人に向いているかもしれません。
もちろんチームとして動く場もあるので、多少のコミュニケーションは必要になるかもしれませんが、営業や接客などコミュニケーションありきの仕事に比べれば、ストレスを感じる場面は少ないでしょう。
長らく個人の事情で働けなかった方にもオススメです。

・退勤時間が早い
清掃員の仕事は多くの場合、早朝に始まります。
8時に出勤して17時に退勤、6時に出勤して15時に退勤と清掃する場所によってばらつきはあっても、普通の勤め人より早い時間に仕事を終えられます。
空いている時間にアフターを楽しんだり、疲労回復する時間をあてられたりできるでしょう。

・残業がない
会社や場所にもよりますが、清掃する時間や範囲は決まっていることが多いので、時間内に清掃を終えることを求められます。
そのため、残業の発生は少ないと言えるでしょう。

■清掃員の悪いところ

清掃員として働くデメリットは何でしょうか。

・体力に自信がないと難しい
未経験でも働ける清掃員ですが、やはり体力がないと乗り切りづらい場面が多くあります。
清掃道具やごみ袋は重量のあるものが多く、同じ姿勢で何時間も仕事をすることも多いです。必ずしも空調の効いた場所で清掃を行えるわけでもなく、暑さや寒さの厳しい場所で時間に追われることもあるでしょう。
また、単調な作業が多いことから根気強さや向上心の高さも問われるかもしれません。

・平均年収は低め
転職会議によると清掃スタッフの全世代平均は278万円でした。年240日フルタイムで働くとすれば、時給約1,447円でしょう。
日本人の年収平均中央値が約399万円といわれているので、比べてみると低いと言わざるを得ません。
スキルを磨いて管理や指導する側になる、ほかにはないサービスを提案するなどの工夫が必要かもしれません。

■清掃員に将来性はある?

清掃員の先行きの見通しはどうでしょうか。
結論として、清掃をする場所はなくならないので、仕事がなくなることはまずないでしょう。
ルンバのようなお掃除ロボットも登場してはいますが、水回りなどは細かく狭い場所が多く、まだまだ人の手による清掃が必要です。また、お掃除ロボットを活用すれば効率化して、より多くの仕事をこなせるようになるかもしれません。

・ハウスクリーニングは需要を伸ばしている
現在、ハウスクリーニングを利用する人は増えており、比例して市場も伸びています。
高齢となって掃除が負担になってしまう方は多く、少子高齢化と独居している方が増えている傾向も相まって、高齢者による依頼が多いようです。
また、現在はフードデリバリーのようなさまざまな代行サービスが浸透していることから、ハウスクリーニングを頼むのも抵抗が少なく、共働き家庭からの需要も見込める明るい展望があります。

・孤独死の増加から特殊清掃も
高齢化社会のなかでいっそう懸念されるようになったのが「孤独死」です。
孤独死にはもちろん若者も含まれますが、現在は高齢者がそのほとんどを占めていると言われています。
単身で住んでいる高齢者は今後も増加傾向にあり、もし家の中で息を引き取り発見が遅れると、特殊清掃が必要になるでしょう。
悲しいことですが、このような特殊清掃も今後需要を伸ばすとされています。

■まとめ

清掃員の仕事にはまだまだ将来性があります。
体力は必要ですが、年齢を問わないので、さまざまな世代でチャレンジしやすいでしょう。

トータルクリーンプロは埼玉県・東京都・神奈川県・千葉県にて、ハウスクリーニングからビルの定期清掃など幅広い清掃業務を承っております。
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